今年の講師演奏

毎年、やってくる発表会と講師演奏・・・

常に練習が足りないのに、生徒さんを気にかけながら、色んな雑務に追われながら、生徒さんに並んで自分が弾くというのは本当に大変なことで、辞めた方がいいかも・・・とおもいつつ続けている講師演奏ですが、今年もプログラムに載せてしまった!笑

昨年から、調律師の川崎さんが足台の調整を引き受けてくださってるので、本当に楽になりました!

あの足台の細かい設定で、足がガクガクいって、自分が弾くころには、足いつもつるので本当に助かります!

先生だから、余裕でしょ?と思われているかもしれませんが、そんなことは全然なく、誰の手が入る訳でもなく、一人で黙々と練習して弾くので、凄く大変なんです!

生徒さんは、毎週私の手が入りますし、練習も足りているので、毎年一番できてないのは先生なくらいです・・・

でも、生徒さんと一緒に発表会を作るということで、今年も頑張ります!

 

昨年までは、名曲紹介ということで、曲目の説明があってから弾いていましたが、今年は、いきなり弾くので、ちょっと解説です☆

 

まず、1曲目はショパンの24の前奏曲より第15番「雨だれ」です。

この曲は、よく知られた曲で、うちの主人もなぜか好きなようです。

ショパンは、結核を患っていたのですが、療養の為に、恋人のジョルジュサンドとスペインのマショルカ島に住みます

でも、マショルカ島は、湿気の多い島で、ショパンの病気は日に日に悪化していくのです。

結核に理解のなかったスペインでは、ショパンたちも住むところに苦労しました。そして山のうえにある僧院で暮らし始めます。

ある日、やっとパリからサンドが手配していたピアノが届きます。

大雨の中、サンドとサンドの息子はピアノを運ぶのですが、全然戻ってきません。

ショパンは、2人が亡くなったと思い絶望します。

その時のことをおもって、この雨だれは書かれたと言われています。

雨がしとしとと降る中始まり、中間部では、激しさを増します。

そして、最後は虹がでてしめくくられるようです☆

 

 

2曲目は、ショパンと同時代に生きたリストの伝説第2番 波の上を渡るパオラの聖フランチェスコです。

 

リストは、、ピアノの名手として知られていますが、生涯独身ではありましたが、恋多き男性でもありました。

リストは、アイドル並みの人気があり、演奏会で若い女性がバタバタ失神したという話も残っています。

この伝説が出来たころ、リストはある女性と破局を迎え、その女性との間に3人の子供がいたのですが、2人も相次いで亡くしてしまい、絶望のどん底にいました。

リストは、僧侶となり、第1番のアッシジの聖フランチェスコ、第2番のパオラの聖フランチェスコという聖人の逸話に基づいて曲を書きました。

パオラの聖フランチェスコは、海峡を渡ろうとしたときに、みすぼらしい身なりをしていたので、船に乗せてもらえず、波の上を歩いて渡ったという逸話からこの2番は作られました☆

 

私にとって、実は、リストは大の苦手な作曲家

どうもあの派手な感じがなじめず、避けて通りたい感じなんですが、今年は選んでしまいました笑

同じことを繰り返し発展させていく感じの派手派手しい曲で、全然手にも頭にも入ってこないのですが、頑張って先生も弾きます!

 

皆も一緒に頑張ろうね!

 

長尾ピアノ教室

東京都八王子市堀之内

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