先生のお宅のレッスンについていけるかな・・・・、周りと差ができちゃうんじゃないかな?と心配される方がいます
周りのお子さんと比べるのではなく、早く始めた遅く始めたは関係なく、その子の成長を応援していただきたいということは、折に触れてお話ししています(過去のブログをご覧ください)
ですが、幼稚園生や小学校低学年ぐらいまでは、月齢で大分差がありますし、手の動き的にすごく大変なこともやっぱりあります。
例えば、今年の発表会で、普通の楽譜を見て、練習していると訳が分からなくなって、ちっとも弾けるようにならなかった子には、わたしが、手書きで書いた楽譜に、生徒さんにあらかじめ決めた音の色のシールを貼ってもらい、それで仕上げた子もいます。
何度も手拍子をして、片手奏で私が反対のパートを弾いて何週間もやって、両手を数段づつやった子もいます。
過去には、3か月間、ピアノのイスに座ってくれず、私がひたすら弾いてレッスンが終わりという子もいました。
その子は、やりたくないといっていても、家では、私の真似をして弾いていたそうです。
長年教えているといろんな子がいます。
その子の個性ですから、それがダメなんてことは1つもないし、
できない、理解ができないなら、できないなりに、やり方は、いくらでもあります。
もちろん、レッスンで、ピアノをたたいちゃうとか、忘れ物をしてしまうとか、ダメなものはダメということはありますが、その子がダメとは思いません。
よく、音符がうちの子読めないんですという方がいます。
もちろん、読めた方がずっと楽ですが、高学年になっても読めない子はほとんどいません。
いつまでも、同じ状態ということはないですから、成長は人によって違うし、私も、色んなやり方でサポートいたします。
焦る必要は全くないです。
リトミックについても、半年間、泣きっぱなしの子もいますし、全然やらない子もいますし、でも、クリスマス会にはきちんと1人で立って、お名前とお年を答えて歌いますよね。
ぜひ、小さな成長を喜んであげられるようにしてください♪
周りは関係ありませんよ。
うまいなら、うまいなりに悩みもあるものです。
よく弾けるお子さんでも、そんな保護者の方の方が常に悩んでいたりするものです。
大事なのは、応援する気持ちです。
できないから、習いに行くが習い事の基本です。
できなくても私は全然ダメなんて思っていません。
私自身が、小学生までは、何を教えられても、ボ~っとしていて、今でも覚えているのですが焦点が合わず、先生方のおっしゃる意味が分からなかった子でした。
だから、ピアノも小学生の間は本当にヘタでしたよ~笑
しかも、長時間集中できるタイプでもなかったですし、興味のないものは、理解しようともしなかったように思います。
本当に、生徒さんを見ていると、どの子も天才です!
でも、中学からいきなり焦点が合いだし、成績もいきなり上がりましたし、ピアノも弾けるようになってきました。
今思えば、焦点が合いだしたのは、ピアノの練習する時間が増えだしてからのような気がします。
弾くことで刺激でもあったのでしょうかね。笑
自分がそんなんだったのに、音大に行って、ピアノの先生をしていますから、できない子の気持ちはかなりわかると思います。
自分が子供のころわからなかったことを、生徒さんに伝えるときは、どうしたらわかるかなとか、ここが、わかってなかったんだよな~とか覚えているので、工夫をするようにしているので、それもいい経験かもしれません。
小さいときから、上手も素晴らしいけれど、早くから、才能を見切る必要もないし、とにかく、歩みは遅くても続けることです。
どの生徒さんも、本当にかわいいですよ。
できる子もできない子も関係ないです。
みんな、ひとりひとり少しづつでも成長しているのが本当にうれしいです!
せっかくのピアノライフ、楽しんで過ごしてくださいね!