今日は、台風のような暴風雨でしたね!
今日の午前中は、ヤマハの新しいコースの研修でした。
2人でピアノというコースで、最初から2人でレッスンをし、連弾を主にアンサンブルを楽しむコースでして・・・
研修は、なかなか面白かったです。
1人でやっているより、ハーモニーの幅は広がるし、またテンポ感や息遣いも気を付けないと合わないですからね。
自分の音と、相手の音を聴いて弾くというのがいいですね☆
さて、なぜか前回更新したはずのブログがアップされておらず、長らく更新されてませんでした・・・
すみません!
7月上旬に、八巻先生の発表会があるため、娘はいまだに、ラヴェルのソナチネをチンタラとやっておりますが、ラヴェルの曲って、なんだか遠い昔というか、懐かしい響きがするものが多いなぁと感じます。
例えば、有名な、亡き王女のためのパヴァーヌという曲がありますが、亡き王女というのは、ラヴェルの時代からずっと昔のスペインの王女の絵画からインスピレーションを得て書かれたといわれています。
この曲、ト長調の曲ですから、明るい和音をずっとつけられるのですが、ラヴェルは、長調と短調の和音を交互において、長調なんだか短調なんだかよくわからない感じを出しています。
そのおかげか、何とも言えない響きになって、懐かしい感じが生まれているのかなぁ…と思います。
で、映画を見られた方はお分かりになられると思いますが、
美女と野獣の実写版映画のエンディングで、時は永遠にというセリーヌ・ディオンが歌う曲がエンドロールで流れるのですが、その曲も似たような懐かしい響きがするなと思ったら、やっぱり、長調と短調の和音が交互に出てきます。
ラヴェルは、マ・メールロアという連弾曲を書いていますが、まさに、美女と野獣のお話をテーマに書いています。
どこか、なつかしいような感じです。
娘がやっている、ラヴェルのソナチネの第2楽章も、美女と野獣のお話にぴったりな、マメールロアににた雰囲気をもっていて、まるで最後は時計の針が止まるかのような場面があり、感動的に動き出して終わります。
まだ、ラヴェルを弾けるようになる年齢の生徒さんは少ないので、こんな響きに出会えないかもしれませんが、小さいうちに、いろんな響きに触れさせていただきたいと思います。
今のお子さんですから、バッハなど基礎となるものに加えて、近現代の曲にも早く触れていった方がいいですね。
ラヴェルやドビュッシーは、聴きやすい曲も多いので、是非、聴かれてみるといいと思います☆