先週末、勤め先のヤマハで、コンサートグレードの試験官をしてまいりました☆
小さい子の中に、中学生ぐらいの子もチラホラ・・・
そこまで完成度は高くなくても、忙しい中、頑張って出て偉いね!という気持ちも込めて、総評の時に、
「中学生の皆さん、それから中学生にもうすぐなろうであろう方がいましたが、忙しい中練習をして舞台に出ることは、本当にすごいことです!
丁度身体が成長する高学年から中学生の時に、辞めてしまうと本当に弾けなくなってしまうので、細く長くでもいいからこの時期を頑張って続けると、いわゆる名曲が弾けるようになるから、頑張って続けてくださいね!」
とお話ししました☆
これは、本当に常々感じていることで、何度もこのブログでもお話ししていますが、中学生は人生で一番忙しく、部活に勉強にと本当に時間がありません。
ピアノを続けたいと思っていても、心が折れそうになるのは凄くよくわかります。
実は私も、中学時代は、本当にピアノを弾いていませんでした。
地域の有名進学塾に行っていたために、その塾はテストで100点を取るまで毎日16時半から追試があり、部活もしょっちゅう早退せねばならず、ピアノを弾いている暇がありませんでした。
とはいえ、合唱部のピアニストだったので、ピアノ弾いていないわけではありませんでしたが・・・
1週間の練習量はレッスンの前の30分なんてこともざらで・・・
そんな状況で、音高を選んだ私。
八巻先生は、そぞかし驚かれただろうし、大変だったと思います。
よく育ててくださったとも思い、感謝しかありません。
でも、普通の音高ではこうはいかなかったとも、思います。
私の行っていた弥栄高校は、今でも大人気らしいですが、ものすごく良くも悪くもアバウトな高校でした笑
オーケストラの授業があって、みんな初心者なのに、卒演では、交響曲とか弾いちゃうんですよ笑
オーケストラ合宿なんていうのもあって、山中湖に籠ってひたすらオケをしたり・・・。
かなりユニークな学校でしたし、普通科のほかに、美術科、外国語科、体育科、音楽科とあり、学校自体がいろんな人の集まりで変わっていました。
そんな学校だったから、音楽教育としてはかなり緩い雰囲気でしたので、大学受験は甲子園なんていって必死に外でレッスンを受けてレベルを上げなくてはいけませんでした。
そんな中高時代の私を振り返ると、本当にみんな偉いし、優秀です!
中高時代は息抜きに来てくれたっていいぐらいに私は思っています。
その分、小学生までにかなりミッチリやってますから。
大きいお姉さん、お兄さん、大曲弾いてますよね?
みんな状況は似たような感じでしたが、あんなに弾けるようになるんですよ。
本当に、体が骨が成長しているときに、全く弾かなくなるのはダメなんです!
たとえ、練習してなくて、週に1度のレッスンしかひけないんですでも違います。
だから、細く長く、なんとか続けさせてあげたい。
先生の使命だと感じています☆
毎年のように、忙しくて・・・と勉強が・・・とか悩んで辞めようか休もうかお話を伺いますが、
辞められたら困るとか、辞めさせたくないとかではなく、私の目標は、生徒さん全員が、一生ピアノを友達にしてほしいというのと、例え私の手を離れても、音楽を楽しんでほしいというのが一番だからです。
そのためには、中学生では早すぎると思っています。
高校いっぱいは続けて大学2年生くらいまでは頑張ってどうかな?という感じ。
本当は、大学生になって、はじめて出来る曲も沢山あり、頑張って欲しいのですが。
地域柄、お問い合わせもたくさんいただきますし、不定で始められる方もいます。
なので、枠が空いてしまうとかそんなことは全くないのですが、中学生で辞めてしまうのは避けたいのです。
中3とかで、続けるか悩む子も、学校で伴奏したりピアノで活躍されています。
学校の伴奏は成績を取るうえで結構大事だったりするので、伴奏だけを習いにくる子もいたぐらいで。
大学生のみんなも就職や学校のゼミで続けられないなどなってきても、大学生は不定期でやったり、私の方も工夫しています。
どうぞ、お子さんの心が折れそうになったら、もうやめていいんじゃない?ではなく、練習しなくて、お月謝がもったいないとかいろいろ思われるのは重々承知ですが、ここは是非いくだけ行きなさいと送り出していただきたいです。
私の方は、どんな状況でも迎え入れたいと思っております☆