火曜日、水曜日とレッスンしまして、みんな冬休みの宿題を頑張ってくれていて嬉しかったです!
両手で、弾いてる子も結構いましたし、
難しい子は片手づつ頑張っていました。
あまりにもよく弾けていた子は、曲を追加したり、変更したりしましたよ♪
譜読み期間は戦場だった・・・という方も笑
分かります、本当、大変ですよね。
うちも地獄でございました笑
上の子は、リストの巡礼の年2年補遺 ヴェネツイアとナポリより3、タランテラ
なる曲をやっておりますが、まあ、リストらしく、真ん中がきらびやかなパッセージでして、頭がごちゃごちゃ(>_<)
タランテラという題名の曲、
生徒さんたちがよく弾くところでは、
ブルグミュラーのタランテラがあります。
また、コンクールで良く聴く、
プロコフィエフのタランテラ、
モシュコフスキーのタランテラ
ショパンも書いていますし、
ラフマニノフの2台のための組曲2番の終曲もタランテラです。
リストのタランテラは、難曲として知られ、有名な曲です。
昨日、ひなちゃんが、モシュコフスキーのタランテラをもってきて、お家でタランチュラってお姉ちゃんといってたんですって話してまして。
まんざら間違いではないんですよ。
タランテラとは、イタリアのナポリの舞曲でして、
3/8か6/8拍子の速い曲です。
語源は、タラントという町の名前に由来していて、同じ町の名前を由来とする毒蜘蛛のタランチュラに咬まれると、その毒を抜くために踊り続けなくてはならないという説ったり、その毒の苦しさゆえに、踊り狂って死ぬのを表現しているという説もあります。
昨日、各曲の冒頭をひなちゃんの前で弾いてみたのですが、みんな似ていますね。
毒によって、のたうち回る感が・・・。
リストのタランテラも、冒頭タランチュラが背後からしのび寄ってきて、いつの間にか刺されて、毒に苦しむような出だしです。
途中、ナポリの美しいカンツオーネ(民謡みたいなもの)がリストらしいきらびやかな細かい音符をちりばめながら歌われます。
娘は、プロコフィエフのタランテラをやった時に、大学の先生が、タランテラってねと、いろんなタランテラを弾いてくださり、その中で、リストのこのタランテラのあまりに素晴らしい演奏にずっといつかやりたいと言っていたので、まあ念願叶ったわけです。
でも、本人、もっと美化したイメージで、タランチュラなイメージは全くないと言い張ってますが、そんなこと言ったって、そういう踊りですから!
実際の踊りは、かなり、グルグルと目のまわる疲れそうな踊りでした。
まあ、まず、中学生が弾くような曲ではないので、弾き切れるか不安ではありますが、今の精一杯の力で頑張ってねという感じです。
上の娘は専門だからまだわかるのですが、大変だったのは下の娘。
私もヴァイオリンの経験があるとはいえ、ポジションチェンジをチョロっとしたような気がするで終わっているため、全然全く分からない・・・
娘が習って初めて気づいたことですが、ヴァイオリン楽譜には、指使い書いてありますが、何線の何ポジションを弾くということは書いていません。
指使いを見て、その指で鳴るポジションを探して弾くみたいな感じなんでしょうか。
実際、違うポジションや線でも同じ音が出たりするようで、音程が違うはわかるのですが、違うポジションで同じ音を出されたら全然わからず、私の理解では、限界が・・・
もう、あっているのか間違っているのか最後までわからず。
分からないと娘に言われても、こっちもわからない~の世界です笑
冬休みの2週間、娘とひたすらあっているのか間違っているのかわからない状態で練習・・・・
レッスンで、何とかあっていたようで、心からホッとしました。
あいりちゃん、ゆいなちゃんママに、娘ぐらいの時のゆいなちゃんのヴァイオリンてどうしてました?とお聞きしたら、おんなじことをおっしゃっていて、合ってるのか間違ってるのか全然わからないので、放置でしたと。
お母様がピアノで、お子さんヴァイオリンていう方結構いらっしゃるように思いますが、本当にみんなすごいなと思います。
ピアノって、1人オーケストラ状態で、メロディも伴奏も全部ひとりで弾かなくてはならず、最終的には本当に音が多いので、大変ですが、親御さんが初心者でも誰が押してもその鍵盤の箱の音は変わらないので、わかりやすいよなぁ~と思います。
ヴァイオリンは、メロディ一本だけだから、ピアノのように、右手やって、左手やって、両手やってと練習時間も要らないのかな、なんて自分が好きな楽器ということでやらせましたが、
自分ができない楽器をやらせるってめちゃくちゃ大変!と思いました。
ていうか、ヴァイオリンが難しいって感じです。
ピアノだって、難しいですが別の難しさ感じます。
でも、私は、弦の音が本当に好きだから、娘が少しづつ弾けるようになっていくのは楽しみです♪
弾いてほしい曲はたくさんあります!
娘もヴァイオリンを辞めるといったことはないし、何でも好きになって弾いてくれるので、そこは助かっています。
なにより、先生の忍耐がありがたいです。
保護者のみなさまもきっと、大変な思いをされて、送り出してくださっていると思います。
いい発表会になるように頑張っていきたいと思います!