夏休み最後の日曜日、町田ピアノコンクールに行ってきました。
SA部門でりおちゃんが、C部門でさなちゃんが出ました。
まず、SA部門ででたりおちゃん、
テレマンのファンタジアト短調を弾きました。
りおちゃんにとっては、ずっとレベルの高い曲でしたが、この本選にと頑張りました。
この日は、テンポも上げて、本当に良く弾けました。
夏休み前から、この日まで、150時間以上練習してくださったそうです☆
本当に、立派でした!
SA部門は、本選に出場したら、1・2・3位と順位がつかず、全員奨励賞がいただけます。
でも、順位出してほしかったな、本当に上手だったので笑
C部門で出場したさなちゃん。
夏休み、一日も遊びに行かず、毎日毎日練習を頑張りました。
さなちゃんは、小柄なお子さんなので、課題の中ですべての音が届いたのが、バルトークのルーマニア舞曲だったので、この曲を弾きました。
バルトークは、ハンガリーの作曲家です。
生涯をハンガリー(その当時はルーマニアも入っていました)民謡を採取し続けました。
ハンガリーの言葉は、マジャール語という言葉で、言葉の最初や最後に強いアクセントが付きます。
このルーマニア舞曲も民謡を採取して作られているため、普通ではつかない位置にアクセントが付きます。
さなちゃんは、ルーマニア舞曲を弾いた6名の中で、忠実にそれを守り、ペダルも、バルトークがつけたものをきちんと再現して弾きました。
ですが、願いは叶いませんでした。
コンクールというのは、人が決めるもの。
著名な先生方も、大学生が弾くような曲、あるいは、誰もが知る曲には大変詳しくても、あまり弾かれることのない子供が弾く曲は、詳しくはなかったりします。
ルーマニア舞曲は、有名な曲でみんな知っている曲ではありますが、アクセントの位置や、そういった言葉が背景にあることをご存じなければ、違う結果が出てしまう。
楽譜に書いていないことがよくて、楽譜に書いてあることがダメと思われてしまうことは多々あります。
昔、うちの娘が、プロコフィエフの知られていない曲が課題に出て、弾いたときに、楽譜に忠実にひいた娘は選ばれず、さもプロコフィエフが書いたかのように、だんだんゆっくりするとか盛りまくってひいたお子さんが選ばれてしまい、娘は凄く悔しい思いをしました。
さなちゃんは、本当に偉くて、終わった後に、
「先生、入選でよかったです。
本選で満足が行く演奏ができたからよかったです。
ありがとうございました。」
と何度も行ってくれました。
ルーマニア舞曲も大好きだと。
なんて、可愛い子なんだろう、とおもってしまいました(´;ω;`)ウゥゥ
そして、私の方が泣きそうでした笑
りおちゃんも、さなちゃんも、あの大きな舞台で立派に弾いて、先生は本当に感動いたしました。
さなちゃんも、入選は、本当に立派です!
この夏、沢山ピアノに向き合って本当に上手になりました。
さなちゃんも、町コンでは願いは叶わなかったけれど、他のコンクールでは1位をいただけたし、この夏受けた全員が入賞できました。
本当に、素敵な夏をありがとうございました!!