有名な昔話に、ウサギとカメのお話がありますが、
童謡にもなっていますよね。
♪もしもしカメよ、カメさんよ
世界のうちでお前ほど
歩みのノロいものはない
どうしてそんなにノロいのか
さて、みなさん、この続きご存知ですか？笑
お話の結果はもちろん知っていますが、童謡の続きはなかなか聞かないですよね。
では、衝撃の続きです。
なんとおっしゃるウサギさん
そんならおまえとかけくらべ
むこうの小山のふもとまで
どちらがさきにかけつくか
どんなにカメがいそいでも
どうせ晩までかかるだろう
ここらでちょっとひとねむり
グーグーグーグー グーグーグー
これはねすぎたしくじった
ピョンピョンピョンピョン
ピョンピョンピョン
あんまりおそい うさぎさん
さっきのじまんはどうしたの
という歌詞でした！
うちには、ネザーランドドワーフというウサギがいますので、
普段はウサキャラ好きで家のあちこちにウサギがおりますが、
このお話は本当に奥が深くて、
私はこのお話のカメが大好きです。
これはピアノにも通じると思うんです。
まあ、勉強などもそうですが。
最初は器用でなんでも上手に弾けてしまう子、
本当にビックリなカメさんのような歩みの子
どちらもいます。
でも、スタートが、カメさんも、やっぱり努力に勝るものはないのですよ。
地道に長く続けていれば、何でも器用にこなしてウサギさんだった子がサボッてあんまりさらわないうちに、他が上手になっちゃったなんてことは本当に沢山あります。
このお話、ウサギさんが、自分の能力を過信してサボッてる間に、自分が明らかに劣っているとわかっていても、周囲のことは関係なく自分のペースを貫いてコツコツと進んだカメさんが勝ったという奥の深さがあると思います。
人の歩みはいろいろ
小さいころのうまいは本当にあてにならない。
素直な気持ちで常に努力できることこそ、
最大の才能です。
うちのお教室には色んなお子さんがいます。
決して器用ではないし、理解も早くない子もいる。
でも、いいんです。
人と比べることは無意味なこと。
趣味で楽しくやられているお子さんも、
音楽の道に進むお子さんも
同じようにそれぞれがそれぞれの目的で、努力してほしいです。
いつかは、みんな花が咲く。
自分のペースで楽しく頑張りましょうね！
クリスマスコンサートは、上手い子もそうでない子もすべてのお子さんにスポットが当たるような会にしたいと思います。
沢山の温かい拍手でどの演奏にも送っていただきたいと思います。