この間のリハーサルで、今回のホールは、本当に、ピアノも、ホールも助けてくれないと分かりました。
ミラクルはない!です 笑
生徒さんの持っているそもそもの音質がモロに出ます。
つまり、上手い下手もすごーく分かる。
リハーサルの日、ゲストの黒田さんにも来ていただきたのですが、
まるで、別のピアノのように、良く響くんです。
ピアノもホールも。
音が良く伸びる。
実際録音を聴いても、うちの子供たちと残響が全然違う。
同じホールとピアノなのに。
黒田さん、凄く、哲学的に良く練って弾かれるし、音楽的な方です。
本当に、良く歌って弾かれて、音が汚いということがなく、音が凄くきれいです。
全てコントロールされた音で、素晴らしくバランスもとってお弾きになる。
何が違うんだろう?と娘と昨日録音を聴きながら考えました。
上の娘も下手じゃないですけど、もともと手首が硬いので、
たとえば、伸びる音を弾いた後の手首や腕、肘が固まったままで、音がピーンと張っている感じ。
黒田さんは、抜けた状態で伸びているんだと思います。
それから、1音1音指先に神経を集中して弾いているんだと思います。
ムダな音が1つもない。
そして、歌って弾いているから、呼吸が常にできている。
そこが違うんだろうなと思います。
昨日、娘と練習したときに、とにかく、歌いなさい(万年言ってるんですけどね笑)
大変なところこそ歌うのよ、フレーズをすっ飛ばして丸め込まないようにしなくてはと話しました。
昨日のフリーレッスンでも、かなりの子に、ゆっくり良く歌って、フレーズ毎にさらうように言いました。
例えば、フレーズの最後の部分が端折ってしまうなら、フレーズを分解して、
小節毎、あるいはグループ毎にきってさらうが大事です。
そこから、すこしづつ繋げて。
昨日来た子には、出来ないパッセージのさらい方は伝えましたけど。
とにかく、隅々までよく歌って、息してさらうのよです。
それから、やっぱり、昨日の感じだと、片手をやっていない子が多かったです。
それから、止まる子は、本番テンポしかやっていない。
少しゆっくりで止まらないテンポからだんだん上げてゆくを必ずやってください。
それから、速い曲の子も早いのばかりやっていると崩れてしまいます。
少しゆっくりを沢山、本番テンポは少しでいいです。
みんな良い音を目指して頑張ってください!
そして、当日、黒田さんの演奏を良く聴いて響きを味わってみてください。