うちの娘、ついに中3、義務教育が終わるので、どこかしら受験をする学年になりました。
うちの夏休みは、上の娘の音高の講習で始まります。
いまだに、行く学校を決められずにいます。
私立にするのか、都立にするのか、国立にするのか…
現実問題、国立は遠すぎてないねとは思いますけど。
都立は、修学旅行もちゃんと関西とか沖縄に行ったりするし、
学園祭も、毎年ミュージカルをやったり、
高校生らしい高校生活が送れる学校。
都立ですが、私立並みの設備を持ったきれいな学校です。
勿論、藝大を目指す子も多いのですが、3年間勉強して行きつくところが大学受験になります。
音楽、美術、バレエや演劇を勉強する子にとっては大人気校です。
桐朋は、大学までの7年間一貫授業で、7年大学に行くような感じ。
授業も、音楽に関しては大変高度だし、
レッスンも、超一流の先生方に高校生からつけます。
また、受験がない分、音楽に没頭して、色々学べます。
行きつくところは受験ではなく、その先を見越した教育になるので、当然、上手くなっていきます。
うちが私立に行く場合は、恐らく作曲で行くので、
作曲の勉強、ピアノの勉強は毎週1時間づつ、
加えて、2台ピアノや室内楽を2名までの先生に習うこともできるし、
他の楽器をやることもできるし、
例えば、うちの娘のようにジャズピアノとかやってみたい子はそれも出来るかなと思います。
また、フランス語かドイツ語を高校生から学べます。(そういえば、私の行っていた公立高校でもできたな)
ただ、演奏家を育てる学校なので、みんなで何かを作り上げるとかそういうのもなく、
修学旅行もそうでもなく、そういう意味ではひたすら地味でちょっと寂しいかもしれません。
それと、ピアノとヴァイオリンの比率が高く、他の楽器の子が殆どいないです。
うちからはとにかく近いことがありがたいですね。
私立に行くなら、大学は留学してしまってもいいかもなと個人的には思います。
同じ私立でも私の母校の東京音大附属は、またちょっと違うかもな。
もう少し、都立寄りかもしれないです。
修学旅行はハワイだし。
学校全体でチャリティコンサートとかもあるし、学園祭でのミュージカルも毎年やるし、
皆で何かするはあるかなと思います。
こちらの学校は、都立と同じくいろんな楽器の子がいるかなと思います。
私の母校は、今年から代官山に新キャンパスも作り、勢いが凄いので相変わらず大人気校のようです。
桐朋の先生方も、東京音大は勢いが凄いわね~と、受験者数も公表されてませんが凄いらしいです。
難点はうちから遠いことですね。
私自身は、寺子屋的学校で、じっくり育てていく学校よりも、
なんだかキラキラしていて、楽しそうな母校に惹かれて受験しました。
色んな人がいる多国籍な感じで本当に楽しかったです。
先生にも恵まれて充実もしていましたし。
私の時は、ベビーブームの2年後ぐらいだったので、とにかく浪人生が多かった。
クラスというものはなかったですが、部屋の中にいる4分の2は浪人生、
現役生が4分の1、残りの4分の1が附属上がりの子でした。
現役生はほとんどいない感じでした。
その当時は、推薦は内部進学以外一切なく、ピアノ科に入るのは本当に大変だった時代です。
今は、どこも生徒が欲しい時代で、生徒が学校を選べる感じです。
寺子屋的な桐朋を選ぶか、総合大学的な東京音大を目指すか
はたまた、藝大ブランドに憧れてか、今の時点で学校は決めたくないから公立に行くか。
そんなわけで、娘は全く決まらず笑
決まっていることと言えば、
国立、私立なら作曲で、
都立なら今の先生に作曲は習いたいので、ピアノで行く、それだけです。
お勉強での受験だと、2学期の成績によって、志望校を上げよう下げようがあると思いますが、
音高はちょっと特殊ですね。
とはいえ、公立に行くなら勉強もできないといけないので、捨てることも出来ず。
最後は娘が何を一番に考えるかですね。
高校生らしい青春を満喫したいか、
そういうのはないけど、音楽界で活躍する未来の卵や、一流の先生方に囲まれてストイックに勉強して実力を上げたいか
私の中学生のころを振り返れば、
神奈川に住んでいたので、私の時代は、県立高校にみんな成績順で入り、私立に行く子はほとんどいない時代だったので、
まず、行くのは県立。
とにかく近いとこ。
そこに音高があった。
それだけでした笑
今は、母校の弥栄高校、高2でハンガリーとウィーンに修学旅行に行くし、
オペラをやったり、行事が豪華になってなんだか楽しそうですが、
私のころは、オケ合宿で、山中湖畔に缶詰になったり、関西方面へ修学旅行に行ったり、
全然しょぼい感じでしたが、それなりに楽しかったです。
今度音高から大学へは、勢いがあって練習室から聞こえてくる音が、
母校の高校じゃ考えられないくらいみんなうまくて、とにかく驚き、
1つ上の先輩たちから聞くキラキラな大学生活を夢見て受験しました。
私の時代、課題曲も被らないし、日程も他の学校と被って1校しか受けられない、
一発勝負でしたので、浪人は絶対ない、大学受験は甲子園と頑張りました。
それを思えば、娘は沢山の選択肢があって羨ましいような、大変なようなです。
まぁ、課題曲があるので、夏休みには決めなくてはなりませんね。
うちのお教室も、今年は、まあまあ受験生がおります。
高校受験組は、学校見学にいったり、塾の先生と相談したり。
どの子もあまり遠くの学校は考えてないようですが、それも大事なことですよね。
中学受験組は、学校見学ラッシュかな。
下の学年の方も、都立一貫の学校見学や私立のオープンキャンパスにいったよと聞きます。
中学受験の方が、受験の難易度も色々だし、難易度ではなく校風で選ぶ人もいるし色々な気がします。
高校生の方が成績で見合うところにという気が。
難易度で選ぶと結構辛いですよね。
下の娘は小6ですが、娘の学校の受験組の話を聞いていると、
塾でガリガリ勉強しているという子もいれば、ゆるく、ここら辺にいけたらいいなと、
遊びも、習い事も、いわゆる小学生らしい生活は崩さずエンジョイ中学受験な感じのこも多いのかなと思います。
結構な難関を選ぶ子たちに悩むことは、習い事をどうするかだと思います。
親御さんも悩む気持ちもわかります。
いつまでできるかな~って。
でも、長い目で見たら、受験て一過性のもので、ずっと続くものではない。
ピアノは、音楽は一生できる趣味でずっと続いていくもの。
だから、ペースを落としても、全く弾かなくても、週に1回のレッスンは、生活のペースに入れて頑張って欲しいと思います。
実際、不思議ですが、続けた子の方がなかなかの進学校に進んでいたりします。
前も、話しましたが、その子たちは、口をそろえて、ピアノを辞めたところで、30分勉強するわけじゃないと笑って言います。
テレビを見るか寝るだけと。
確かに全然練習してこない子も多いですが、それでも、気晴らしになると。
多分、周りがこんなに勉強してるんだからとか、本人も親御さんも焦ってくるんだと思います。
勉強で息が詰まるときに、気分転換で違うことをするのもいいのではと私は思いますが、
そんな悠長な気分になれないんですよね、きっと。
同じ塾の子が受験勉強に専念しているのを見たり、まだピアノやってるの?余裕だねなんて言われた日には、更に焦りますよね。
でも、私は、何年もお子さんを預けていただいて、どのこにもここぞという時にやりきる力があると信じています。
そんな状況でも、続けられたとなったほうが自信になると思います。
一過性のもので、辞めてしまうのは本当にもったいないです。
それでも、いろんな考えがあるのは承知しています。
是非、受験でお辞めになった方もまた再開してほしいです。
大学受験組はそれぞれの進路に向かって頑張っているように思います。
学年が上がれば上がるほど、親の関わりより、自分の努力みたいなところがあるので、
生徒さんたちは大丈夫だと思います!
みんな春にサクラが咲きますように♫