今日は、朝からピアノの部屋の荷物を出して、掃除にいそしんでました。
先日お知らせしたように、新しいピアノが来ました。
新しいピアノの選定のお話とかは、また別の機会に書くとして、
今まであったヤマハのピアノとお別れしました。
新しいピアノが来て嬉しいよりも、今までのピアノとお別れするのがなんだか悲しくて、
ぽっかり穴が空いている感じです。
今までのピアノ、この家に引っ越す前日に入れたピアノです。
ちょっと低音がよくなるピアノで、高音がイマイチなりにくいピアノでした。
それを、時間をかけて、育てて、いま、一番良い状態で、バランスは完璧でした。
ピアノも子供と一緒で、個体の性格があり、この子は、ちょっと弦が切れやすい子でした。
高音が、1人で弾いても切れませんが、生徒さんと一緒に弾くと、波長が合ってしまうのか、切れてしまいます。
激しい曲だからとかではなく、ちょうちょうなんて簡単な幼稚園児がひくような曲でも切れたりします。
なので、ちょっと教室のピアノには向かないのかなと。
それで、二階の娘の部屋にサイレントを後付けして(ヤマハは後付けできないので、別メーカーで)入れようかとも考えましたが、
主人が、一回の時と同じく、防音にしないとというので、とりあえず断念・・・。
それで、レッスン室のピアノを新しくすることにしました。
大好きなピアノでした。
でも、大事に育てたピアノだったので、音中に通うなづなちゃんのお家に引き取られることに。
とても良いピアノなので、なづなちゃんを育ててくれるはずです。
昨日、上の娘は、夜中の1時前まで、いろんな曲を弾いてこのピアノとお別れしていました。
下の娘も、朝、学校に行く前に、少し弾いて、写真をとってお別れしていました。
私も、新しいピアノが来る前に、改めて響きを感じづつ感謝を込めて弾き、お別れをしました。
この家に引っ越してきて、ついてきてくれた生徒さんもいましたが、新しく教室を開いて生徒さんがあつまってくれるかな?と
一緒にピアノ教室の時を歩んでくれたピアノ。
娘にとっても、私に怒られながら、いっぱい練習して、コンクールを受けた時にも使ったピアノ。
下の娘も、ピアノは辞めてしまったけど、ピアノを習ったという時間を共に歩んだピアノです。
生徒さんたちのレッスンも支えてくれました。
歳をとって痛感することがあります。
ピアノを教えるようになって21年。
私が先生をしていられるのは、私が生徒を育てている部分も勿論ありますが、
それ以上に、生徒さんや、保護者の方に、支えられ先生としての私を育てていただいているから。
このピアノも、私が育てた部分も勿論あるけれど、
やっぱり、上達のために、私も、娘たちも、生徒さんたちもこのピアノに育ててもらったというのもあります。
ピアノだけが人生ではなく、卒業の時期を決めて去ってゆく生徒さんもいましたが、
それでも、ピアノを習ったことが、人生のプラスになっていたらいいな、
もし、生徒さんにお子さんが出来たら、ピアノ習わせたいなと思ってくれるような時間になっていたらいいなと思います。
私が凄いんじゃなくて、周りが凄いんです。
私に関わってくれた生徒さんや保護者の方、そして、ご迷惑をおかけしているであろう、ご近所の方、
皆が私を育ててくれていると思います。
立場上は、育てている側ですが、そんな気持ちを忘れずに、感謝の気持ちを忘れずにレッスンしていきたいです。
生徒の皆様、保護者の皆様、いつも、至らないところだらけの私を支えていただきありがとうございます!
そして、通っていただきありがとうございます!
辞めてしまった生徒さんも、また弾きたくなったらいつでも来てね!
いつも、そうお声がけして送り出しますが、そう思ってもらえるように、精いっぱいレッスンをしていきます。
どうぞ、これからもよろしくお願いいたします!
そして、今まで、支えてくれたピアノに、最大級の感謝の気持ちでいっぱいです!
ありがとう♡
新しいピアノ、先程ちょっと弾いてみましたが、まろやかな響きがします。
まだ新しいので、前のピアノほどなりませんが、数年たてば同じように鳴ってくると思います。
大事に使ってね☆