19日の日曜日に、10名ほどを除いて発表会本番のホールである、
ウィーンホールをお借りして、リハーサルを行ってきました♪
想像以上に、良いピアノとホールでしたね~♪
客席に入れたのは、私だけで、皆さんは、舞台の上でしかお聴きになれませんでしたが、
うしろの方に行くと、別世界ですよ、本当に。
とても響いていますが、小さい子も大きい子もうまく聴こえるバランスの大変良いホールでした!
個人的には、毎年ここが良いと思うぐらい。
今年は、座席が指定になっており、くじ引きで前のブロックになっている方は、
ご自身のお子さんの時は、手が見えなくて残念ですが、自由席エリアの後ろの方で聴かれると、
本当に、上手に聞こえると思います。
うちもそうですが、家庭のビデオで撮ると、いくら良いカメラでも、全体がワンワン聞こえると思います。
ビデオ屋さんのビデオは、三点吊りマイクという、ホールの上にぶら下がっているマイクで撮った音をビデオに載せているので、
かなりスッキリ、聞こえます。
それでも、やっぱり、響くホールだと、生でしか聴こえない響きが存在していて、ビデオとは違います。
お子さんの一番良い音は、生で聴く音です。
ですので、ホールでは、是非生で良い響きを味わっていただきたいなと思います。
こうやってリハーサルを通して、やはり、一年に一度、こんな素晴らしいホールで弾ける経験値は本当に宝物だなと思います。
普通は、コンクールで、本選までいけたらとか、入賞した記念コンサートとか、上手になったらご褒美的に弾けるホールです。
ですが、ほとんどの子はそうではありません。
プロと同じ舞台に立ったことがあると無いは、本当に、その子の人生の経験値が違いますから。
お金はかかるけれども、個人的には、なんとかホールのレベルはキープしたいなとは思います。
ビデオも、やはり、こういう良いホールでひくと、三点吊りマイクからの録音が活きるわけで、
響きのほぼない、ホールでは効果が出ないので、
良いホールなら、業者に任せた方がいいなと改めて思いました。
因みに、1週間皆さんにご意見をお伺いしました。
皆さん、消費税分が上がるのは仕方のないこと、1年に一度のことだし、内容は今のままが良いが8割でした。
1割は高いなと思うけど、ビデオはやっぱり欲しい、1割は、皆さんにお任せしますでした。
ビデオは全員欲しいだったので、それなら、注文制にするより、一括で頼んだ方が結果的には支払うお金を抑えられるので、
そのままがいいのかと思います。
1週間お話を伺う中で、私の方で考えたのは、
開始時間を早くして、付帯設備代を2区分になんとか抑えるのもいいかなと思ってみたり。
付帯設備というのは、ピアノだったり反響版だったり、楽屋代だったりなのですが、
これは、午前、午後、夜間と3つの区分に分かれていて、それぞれにかかります。
例えば、ピアノが1万円なら、×3になるので、3万円になります。
皆さんが舞台袖の時に待っているイスも1脚100円、200円とかするんです。
すべてにかかります。
ですが、今回のホール、ホール代は高いですが、イスとかは、どうもホール代に含まれているっぽいですし、
パイプオルガンがあって、反響版もないので、もしかすると、付帯設備代が割安なのではないかという気もしています。
南大沢と同じで、事前に見積もりがいただけないので、分からないのですが。
それなら、値段がいつの間にか、かなりあがった稲城iプラザとあんまり変わらないかも期待しています。
リハーサルに行かれた方は、駐車場代が300円と安くて、沢山停められるのがすごくいいと喜んでました。
それから、発表会1部に出演される方は、ゲスト演奏は極力きいて帰りなさいとしていますが、
これは、2部のゲスト演奏を聴いてくださいということで、2部をきいてくださいという訳ではありません。
また、ご家族はもちろんお帰りくださって構いません。
発表会費にゲストの謝礼が当然含まれていますし、今回は、15~20分ほどの演奏です。
普段、同じホールでリサイタルをされるような方ですし、なかなかプロの演奏会に行くような子も少ないと思うので、
是非聴いてくださいということで、お願いしております。
また、年々発表会が長くなっていて、大変かと思います。
私も重々承知しております。
20年やってきて、それまでにいろんなご意見や、失敗もあり、積み重ねてきたものがあります。
近年お入りになられた方は、いろいろあると思います。
うちの発表会は、みんなで作り上げましょうとしています。
自分の演奏だけ上手ければいいではなく、人の演奏を聴くことも大事な勉強です。
小さい子は大変です。
集中力をなくして、ゴソゴソ動くし。
でも、それも勉強です。
訳の分からない曲が流れていて、眠くなったりもするでしょう。
でも、それも経験です。
演奏者の息遣いだったり、響きだったり、その空間に訳の分からない時からいることで、
自分がそういう曲を弾くようになった時に違うのです。
小さい子をどうして先に帰さないかは、そういった理由もありますが、
生徒席をいつもは設けているので、小さい生徒さんの演奏の時に、大きい生徒さんの保護者の方に、
お手伝いに入っていただくことで、成り立っています。
小さい生徒さんが先に帰ってしまったら、大きい生徒さんの親御さんは手伝いに来ただけで、手伝っていただけなくなります。
また、発表会の写真も最後にしているのも理由があります。
簡単です。みんな帰ってしまうから。
スガナミの弦楽器発表会に見学に行ったことがあるのですが、
最後に弾いた生徒さんの演奏時300入るホール内にいたのは、3人でした。
私と娘を含んでですよ。
これが発表会なんでしょうか。
奏者は悲しいですよね。
発表会なのに、聴いている人がいないなんて。
大きい生徒さんにも小さい時代があって、苦労してここまで弾けるようになっています。
続けていればこうなるというのも見てもらいたいですし、
やはり、お客さんがいない発表会はかわいそうです。
今の時代は、人とつながることの少ない時代です。
年に1度は、無駄に思える時間かもしれませんが、そういう時間を大切にしていただきたいのです。
みんなで作り上げた発表会をみんなできちんと聴いて、最後に笑って写真を撮りましょうと。
ですから、うちの発表会はいつも、写真は最後に取るようにしています。
ただ、今年は、状況が違います。
4連休も都内は、外出自粛になっていますし。
写真は、真ん中で換気をしながら撮って、終演後は速やかに御帰り戴きたいと思います。
私への挨拶は、是非、その週のレッスンに保護者の方も一緒にビデオを撮っていたらもっていらしていただきたいと思います。
素敵なホールと素敵なピアノで、今年は、観客は少ないと思いますが、いい発表会にしたいと思います。