昨日南大沢文化会館リハーサル室で小5までの生徒さんで弾き合いを行いました。
熱風邪が流行っているようで、かなりお休みがいたのですが、それなのに、ものすごく時間がかかりました。
理由は、よく止まるから。
正直びっくりするレベルで、その日かなり止まらなくするように皆さんに言いました。
全員弾き合いは、7・8年ぶりに行なったのですが、その頃は死んでも止まらないを合言葉にみんなで完成度を上げて出ていました。
会の流れが悪くなると時間が長く感じるからです。
出てくる子出てくる子きちんと弾けば、あっという間だったねとなるはずなんです。
時間の長さより、本人もご家族も満足度が高くて、凄く良い会だったとなるはずなんです。
だから、本番2週前の弾き合いは、ただならぬ緊張感が漂っていて、弾けてないと、淡々と私が練習してというし、娘にだけ怖いみたいな笑
昨日もその当事者の娘は、あの弾き合いを経験しているメンツは色々強かったというほど。
でも、弾き合い会もなくなり、私も歳をとり、怒れなくなっているし、時代でもないし、どんどん芋づる式に突っかかる会になっているわけです。
それを改善すべく、行ったのですが、まあ、よく止まる笑
2週前で良かった笑
昨日も言いましたが、大きい子たちは、テンポが速くなって時間が短くなることはあっても、延びることはあまりなく、小さい子たちの演奏にかかっています。
歩く速度や、間違ってしまった、間違わずに行ったで、かなり時間に変動が出ます。
時間が読めないのです。
単純に一人1分おそくなったら、1時間終わりが伸びます。
当然リハーサルも全員弾き切れません。
小さい子たちの出来にかかっています。
小さい子は、たった1日でうまくもなるし、下手にもなります。
発表会前日に遊んでしまうと、次の日は疲れてボロボロです。
逆に、前の日いい練習をして早く寝て体力を温存してくれるとよく弾きます。
昨日来ていた子たちは1日で激変出来る子たちです。
2週間も本番まであり、リハーサルまでもあと6日あります。
何とか、止まらずに通せるようにしてきてください。
多少ゆっくりでも、同じ速さできちんと弾いているのと、早いけど、突っかかってばかりなのとでは全然印象が違います。
それくらい、テンポは大事で、まず、ゆっくり弾けないものは速くは弾けません。
ゆっくり通せるようになってから、少しづつテンポを上げるが鉄則です。
また、片手練習も常にしていることです。
左手の暗譜が重要です。
右手はなんとなく覚えていますが、大抵左が分からなくなって暗譜が飛びます。
本番は緊張もするし、何よりも、お家で親子バトルを繰り広げながら練習したのに、ボロボロだったは何としても避けなければなりません。
特に小さい子は絶対に成功体験にしてあげるのが大事です。
頑張ったからうまく弾けた、大変だったし、お母さんに怒られたけど、本番はうまく弾けて拍手が沢山もらえたは、凄い経験になります。
楽器は、練習したら練習しただけ自分に返ってくる正直なものです。
練習しなければ弾けないし、練習すれば応えてくれます。
昨日も言いましたけど、練習してなくておかしくなるのと、練習していたけど緊張でおかしくなるのとでは全然間違え方が違います。
小さい子なんて特に曲が短いので、凄い間違えた人みたいになります。
発表会は、みんな同じ方向を向いてその子なりに努力をしてその時のベストな演奏が出来るようにを目指して完成度を上げてください。
上手く弾いてほしいといっているわけではなくて、今は忙しい子も多い中、その子が今出来る最大限の努力をして出ることが大事です。
小さい子は、とにかく、時間通りに止まらずに弾けるように、大きい子は忙しい中で時間を見つけて、なんとか通せるようにを目指して。
それができた時には、とても流れのいいみんなが良かったねとなる会になっているはずです。
いつも言っていますが、コンクールをうけるような子なんてほとんどいません。
みんな趣味で、時間もないなかこれだけの子が同じ時間を共有します。
どの子にもスポットライトがあたって、素敵なステージにしてあげたい、ただ、それだけです。
親御さん達は、練習させるのも大変でしょう。
子供が練習したがらないのに、練習させてピアノが嫌いになったらとかよくレッスンで言われますが、
本当に嫌いな子ってわかるものですから大丈夫です笑
ピアノが嫌いなんじゃなくて、練習が嫌なだけです笑。
弾けるようになった曲は弾いてたりしますから。
親御さんが怒る怒らない関係なく、練習が面倒なだけです笑
習慣にしてしまえば、やらなきゃいけない時はやる子に必ずなります。
上手く弾けたらそんな大変だったことなんて全部すっ飛んじゃいますから。
親子バトル遠慮なく、全然くり広げてください笑
あと2週間頑張りましょう!